都会の喧騒を離れて、伊豆の風を感じる
伊豆の静かな山あい、修善寺にあるベアードブルワリーガーデンは、自然豊かな環境の中で、こだわりのクラフトビールが楽しめるタップルームです。都心から少し足を伸ばすだけで、日常を忘れさせてくれるような非日常的な空間が広がっています。
東京駅から、およそ2時間でJR東海道線三島駅。(片道2310円)
青春18きっぷを使えば、片道だけで元が取れるお値段です。
JR東海道線「三島駅」からは伊豆箱根鉄道に乗り換え「修善寺駅」で下車。(片道550円)
修善寺駅南口を出て左手にあるバス乗り場へ向かいます。
バスは「ラフォーレ修善寺入り口」で下車しましょう。(片道380円)
バスを降りてすぐの交差点を左折。案内の看板を辿って500mほど歩くと到着!
タップルームはなんと毎日朝10時から営業!
ランチビールではなく、モーニングビールを堪能できます!
ベアードブルワリーとは
ベアードブルーイングは、2000年にブライアン・ベアードとさゆりベアード夫婦によって沼津に創業。
30リットルの醸造というマイクロブルワリーからスタートしました。
その後、2014年にこの修善寺に大きな醸造所を設立。
めでたく今年で10周年となります。
ベアードブルーイングは日本のクラフトビール業界を牽引する存在として知られています。ビールに対する情熱と、高品質なビール造りを追求する姿勢が、多くのビール愛好家から支持されています。
そして、ベアードブルーイングから多くの醸造家が巣立ち、それぞれが自分のブルワリーを構え、大活躍しています。
例えば、立川の坂道ブルイング、葛飾区にあるきちブルーイングはベアードブルーイングのOBなのです。
21TAPの多彩なクラフトビールを楽しむ
ベアードブルワリーガーデン修善寺の魅力は、何といってもクラフトビールのラインナップの充実度。定番のビールから季節限定のビールまで、幅広い種類のビールを楽しむことができます。
20TAPのクラフトビールがつながるカウンターは壮観!
定番ビールは12液種。ヘレスやIPA、スタウトなど幅広い種類のビールを楽しむことができます。
季節限定のクラフトビールのラインナップも豊富。全部で8液種あります。
ベアードのOBであるきちブルーイングのクラフトビールもつながっていました。
自分好みのビールを心ゆくまで選ぶ。そんな贅沢な時間を過ごすことができます。
店内には、様々な種類のテーブルや椅子が設置されており、グループでの利用はもちろん、一人でゆっくりと読書を楽しむこともできます。
工場とテラスに挟まれ、開放感のある店内。どこで座って飲もうか悩んでしまいます。
飲むたびに新しい出会いがある多彩なビールラインナップ
せっかく21TAPもあるので、色んなクラフトビールを飲んでみたい。
その思いを叶えてくれるのがサンプラーセットです。140ml✖️3液種1000円というリーズナブルなお値段。
こんな感じで提供されます。チャージ料が発生しないのがブルワリーのよいところ。
フードメニューもあります。
また、フード持ち込みが自由なのも魅力的です。
ソフトドリンクもありますよ!
Asian Beauty Biwa Lager/fruited lager/abv4%
沼津市戸田、自社農園で採れた枇杷をふんだんに使用。枇杷っぽい瑞々しさとモルティーさを楽しめるラガー。ベアードの新作。
Hop Havoc Imperial Pale Ale/Imperial Pale Ale/abv6.59
みかんのような甘さをじんわり感じるIPA。後からはしっかりとした苦さ。
Joie de Vivre/Belgian-style Dubbel/abv7.5%
しっかりしたロースト感とぶどうのような酸味。
Mandarina Bavaria Strong Pale Ale/real ale/abv6.5%
ハンドポンプのリアルエールをハーフパイント(200ml)で。600円。
微炭酸でなめらなかな舌触り。ほんのりとした柑橘とカラメルの味がだんだんとクセになる。
サンプラーセットをおかわりです。
修善寺ヘリテッジヘレス/helles/abv5%
修善寺で飲む修善寺ヘレス。とってもクリーンでまろやか。苦味はほぼ皆無でとってもドリンカブル。これはどのタイミングで飲んでも美味いやつ。
ヘレス は、主に南ドイツとも呼ばれることのあるドイツのバイエルン州及びバーデン・ヴュルテンベルク州で製造されているビールのスタイル。 明るい金色で、ピルスナーと同じくややホップの香りが抑えられており、より多く麦芽の風味が含まれている。
Four Sisters Spring Bock/German Mailbock/abv7%
一口飲んでまず飛び込んでくるのはあんずのような酸味。そのあと、ビスケットのような香ばしい甘みが酸味を調和し、バランスのよい後味に仕上げてくる。
Bakayaro!Aleばかやろー!エール/Strong American Ale/abv9%
これは来た!鼻を近づけると確かなグレープフルーツ。飲んでみるとハイアルならではの甘み。そしてずっしりと来る苦味とフルボディーなパンチよ。
スルガベイインペリアルIPA/Imperial IPA/abv8.5%
これはガツンと弾ける苦味とフルボディー。
工場見学でビール造りの秘密を探る
ベアードブルワリーガーデン修善寺では、ビールの醸造工程を見学することができます。実際にビールが作られる様子を間近で見学することで、ビールに対する理解が深まるでしょう。
工場見学は金曜〜日曜の12時と14時の2回。当日でも空きがあれば、参加可能です。
ビールの成分は大きく分けて3つ。ベアードブルワリーではイギリスさんのマリスオッターモルトを使用。ビールのスタイルによってキャラメルモルト、チョコレートモルトに焙煎します。
工場内は高温のため、夏季は涼しい3Fのタップルームから窓ガラス越しに説明をしていただきます。
こちらは麦芽を粉砕する機械。粉砕した麦芽は青い管を通って左の部屋へ。
右下の青い管を通ってこちらの部屋へ麦芽が運ばれます。
麦芽のでんぷんはグルコース(ブドウ糖)が数十個もつながった状態になっています。酵母が細胞内に取り込むには大き過ぎて、糖に分解する酵素が働くことが出来ないため、でんぷんを小さくする必要があります。そこで、でんぷんの結晶構造を分解して小さくするために、仕込釜に入れ、お湯で加熱処理をして糊状にします。これを「糊化」と言います。
麦芽と同様に重要なのがホップ。近年、ペレットタイプのホップが主流のようですが、ベアードブルーイングはホールフラワーホップのみを使用。自然由来の原料しか使用しないというベアードさんの強いこだわりです。
酵母はアメリカンラガー酵母、スコティッシュエール酵母、ベルジャン酵母の3つ。スタイルに応じてこちらも使い分けています。
右手が6000リットル。左手が1万2000リットルだそう。とてつもなく大きい。
手前の小さなタンクにホップを入れてビールの風味づけをするのだとか。
これらの大きいタンクとは別に小さなタンクも備えており、少量のクラフトビールも醸造できる体制を整えているとのこと。
瓶詰めする際に二次発酵用に糖類を入れているのだそう。
もうしばらくはベアードブルワリーは瓶ビールでの販売が続きそうですね。
ビールラベルアートギャラリー
ベアードブルワリーは、これまで数多くの個性的なクラフトビールを世に送り出してきました。それぞれのビールには、美しいラベルアートがデザインされています。
ベアードブルワリーガーデン修善寺では、これまでにリリースされたビールラベルを絵画のように展示。
その数はちょっと尋常じゃない量です。
まるで美術館を訪れたかのような、洗練された空間で、ビールラベルアートの世界観に浸ることができます。あなたが好きなクラフトビールラベルの絵も見つけてみてください。
そしてこのラベルアートは1枚20円で購入が可能。
ついつい全部揃えてしまいたくなります。
アパレルグッズもTシャツやワークシャツなど各種あります。手拭いも!
もちろん、瓶ビールもずらり。20種類はあるでしょう。タップルームに繋がっていないビールも販売されていますね。
隣接するキャンプベアードでキャンプを楽しもう
ベアードブルワリーガーデン修善寺に隣接するキャンプベアードでは、豊かな自然の中でキャンプを楽しむことができます。昼はブルワリーでクラフトビールを味わい、夜はキャンプファイヤーを囲んで仲間と語り合う。そんな贅沢な時間を過ごすことも可能です。
ベアードブルワリーガーデン修善寺で過ごす、特別な時間
ベアードブルワリーガーデン修善寺は、都会の喧騒を離れて、ゆっくりと自分だけの時間を過ごしたい方におすすめです。美味しいビールを飲みながら、美しい庭園を散策し、自然の中でリラックス。そんな贅沢な時間を、ベアードブルワリーガーデン修善寺で過ごしてみませんか?
【店名】ベアードブルワリーガーデン修善寺
【営業時間】日曜〜木曜10〜19時、金曜・土曜10時〜20時
【定休日】無
【TAP数】21
【ビアフライト】有
【飲み放題】無
【ビールの数】およそ20
【工場見学】可能。予約制
【QR決済】可
【最寄り駅】伊豆箱根鉄道「修善寺駅」よりバスで10分。
バス停「ラフォーレ修善寺」より徒歩9分。
【住所】〒410-2415 静岡県伊豆市大平1052
【電話番号】0558731225
【ホームページ】https://bairdbeer.com/ja/brewery-gardens-2/
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