【池尻大橋】AFTER SCHOOL BREWERY訪問記|廃校の元職員室でクラフトビール7種類を飲み比べ!

ブルワリー

廃校になった中学校の元職員室で、「初恋」や「交換日記」を飲む。

そんなちょっと変わった体験ができるのが、東京・池尻大橋の「AFTER SCHOOL BREWERY(アフタースクールブルワリー)」です。

旧池尻中学校をリノベーションした「HOME/WORK VILLAGE」にあり、なんと元職員室がクラフトビールの醸造所兼タップルームになっています。

黒板には時間割のようにビールの名前が並び、窓の向こうには校庭。ビールの名前も「ガリ勉」「初恋」「交換日記」「遠足」「番長」など、学校にまつわるものばかり。

今回は10TAPのうち、7種類を飲んできました。

個性的なビールが揃う中、一番美味しかったのは意外にも王道のケルシュ「ガリ勉」。

学校というロケーションだけでなく、ビールそのものも面白いブルワリーでした。

旧池尻中学校の元職員室がブルワリーに!

東急田園都市線・池尻大橋駅から徒歩約10分。

旧池尻中学校を活用した複合施設「HOME/WORK VILLAGE」の1階に、AFTER SCHOOL BREWERYはあります。

施設内には飲食店やショップなどが入り、かつての学校が新しい街の交流拠点として生まれ変わっています。

その110区画にあるのが、今回のお目当て。

入口には「店内でビール醸造しています」の看板があり、ガラス扉の向こうには大きな黒板が見えます。

かつて先生たちが仕事をしていた職員室が、今では大人たちがビールを楽しむ場所になっているのです。

なんとも面白い再利用の仕方。

黒板、時間割、校庭。学校の面影があちこちに

店内はコンクリートとステンレスを基調とした、すっきりした空間。

カウンターの奥にはずらりと並ぶビールタップ。その上には「AFTER SCHOOL BREWERY」の大きな看板が掲げられています。

そして印象的なのが、壁一面の黒板。

日付や予定が書き込まれた黒板には、学校の時間割のようにビールの名前が並んでいます。

グッズも学校らしいデザインで、Tシャツやトートバッグが飾られていました。

さらに、窓の外にはかつての校庭が広がります。

テラス席では、校庭を眺めながらクラフトビールを楽しめるという、普通のビアバーではなかなか味わえない体験ができます。

訪問時の先客は1人。

店主も気さくで、初めてでも落ち着いてビールを楽しめました。

2026年3月から自家醸造を開始!訪問時は10TAP

AFTER SCHOOL BREWERYは、三宿ビール合同会社が手がけるマイクロブルワリー。

公式サイトによると、自家醸造を開始したのは2026年3月12日です。

訪問時は10TAPが稼働し、そのうち8種類が自家醸造ビール、2種類がゲストビールでした。

特に面白いのが、自家醸造ビールのネーミング。

公式サイトでは、学校のクラスにいそうなキャラクターをイメージしてビールを造っていると紹介されています。

優等生、体育会系、ギャル、やんちゃ君。

そんなクラスメイトたちを思い浮かべながら、好みのビールを選べるというわけです。

訪問時のビールラインナップ

ビールスタイルABV
ガリ勉Kölsch Style5.5%
初恋Farm PINK WIT4.2%
交換日記Fruit Saison7.0%
URABANHazy IPA5.9%
Pale AlePale Ale5.2%
遠足Hefe Weizen5.0%
番長DDH DIPA8.5%
軽音部ヨイメロBelgian WIT Green Apple5.0%
470 Tack MasterGuava IPA5.5%
Futako BlackCoffee Stout5.5%

※訪問時のメニューを撮影したものです。ラインナップは入れ替わります。

ケルシュやヴァイツェンなどの伝統的なビアスタイルから、白桃や青リンゴを使ったフルーツ系、アルコール度数8.5%のダブルIPAまで幅広いラインナップ。

しかも、ゲストビールには葉山のBrewstars Yacht Clubや、二子玉川のふたこビールも並んでいました。

世田谷周辺のブルワリーだけでなく、さまざまな造り手のビールに出会えるのも魅力です。

ビアフライトは3種類1,800円

いろいろなビールを飲み比べたいなら、ビアフライトがおすすめ。

訪問時は3種類1,800円でした。

木製の専用トレーに、小さなグラスが3つ並びます。

グラスには学校の生徒をイメージしたキャラクターが描かれていて、これがなかなか可愛い。

今回はピンク色の「初恋」、黄金色のビール、淡い黄色のビールなど、色の違いも楽しめました。

校庭を背景に並べると、思わず写真を撮りたくなる光景です。

なお、ビールは通常の単品注文も可能。

訪問時のメニューではMサイズ280ml、Lサイズ450mlが基本で、銘柄によって価格が異なります。

実飲レビュー|7種類を飲み比べてみた

今回飲んだのは7種類。

学校らしい名前の面白さはもちろん、それぞれのビールの味わいにも個性がありました。

① ガリ勉|Kölsch Style/ABV 5.5%

今回、一番気に入ったのが「ガリ勉」。

ドイツ・ケルン地方の伝統的なスタイルをイメージしたケルシュです。

飲んでみると、これが実に美味しい。

すっきりした飲み口で、全体のバランスがとてもよくまとまっています。

まさに王道のケルシュ。

この味わいを出すために、きっとブルワーは相当な勉強をされたのだろう。

そんなことを思わず考えてしまう完成度です。

「ガリ勉」という名前が、なんだか誇らしく思えてきます。

今回の7種類の中では、文句なしのナンバーワンでした。

② 初恋|Farm PINK WIT/ABV 4.2%

まず目を引くのが、ビーツ由来の美しいピンク色。

世田谷の畑で収穫されたビーツを使った小麦ビールです。

初恋は甘酸っぱいとよく言います。

ところが、ここの「初恋」は一筋縄ではいきません。

口に含むと、生姜や茗荷を思わせる和のスパイシーな風味が広がります。

ピンク色の見た目から想像する甘いフルーツビールとは、まったく違う方向性。

甘酸っぱいだけではない、少し複雑な初恋。

見た目とのギャップも含めて、味わい深い一杯でした。

③ 交換日記|Fruit Saison/ABV 7.0%

残念ながら、交換日記をしなかった人生です。

そんな私が飲んだ「交換日記」は、とてつもなくスイートでした。

白桃のピューレを使ったフルーツセゾン。

口に含むと、桃の甘い風味が一気に広がります。

その味わいは、まるで不二家のネクター。

メニューにはドライな飲み口と書かれていましたが、個人的にはそこまでドライには感じませんでした。

むしろ印象に残るのは、濃厚な桃の甘さ。

めくるめく甘い日記のやり取りのような味わいです。

ABV7.0%とアルコール度数は高めなので、飲みやすさに油断は禁物。

それにしても、こんな甘い交換日記なら、一度くらい経験してみたかったものです。

④ URABAN|Hazy IPA/ABV 5.9%

裏番長。それは陰の実力者。

そんな名前を持つヘイジーIPAです。

飲んでみると、苦味はかなり穏やか。

するすると飲める一杯ながら、しっかりとした存在感のある飲み心地です。

強烈な苦味で主張するのではなく、飲みやすさの奥に確かな存在感がある。

まさに陰の実力者。

「URABAN」という名前が似合うビールでした。

⑤ 遠足|Hefe Weizen/ABV 5.0%

小麦麦芽をベースにした、ドイツスタイルのヘーフェヴァイツェン。

飲んでみると、ヴァイツェンらしいエステル由来の香りがしっかり感じられます。

柔らかくフルーティーで、飲みやすい。

個性的なビールが並ぶ中、こちらは安心感のある王道の味わい。

文句なしに美味しいヴァイツェンでした。

⑥ 番長|DDH DIPA/ABV 8.5%

名前からして強そうな「番長」。

ダブル・ドライホップを施したダブルIPAで、ABVは8.5%。

飲んでみると、名前にふさわしいガツンとした一杯です。

それまでの軽やかなビールとは明らかに違う、力強い飲みごたえ。

さすが番長。

今回のラインナップの中でも、ひときわ存在感を放っていました。

⑦ 軽音部ヨイメロ|Belgian WIT Green Apple/ABV 5.0%

ベルジャンウィットをベースに、青リンゴの果汁とシロップを加えたビールです。

飲んでみると、苦味はほぼ皆無。

口当たりは柔らかく、少し遅れて青リンゴのフレーバーが現れます。

そして甘い。

フルーツの風味が前面に出た、非常に飲みやすい一杯でした。

うまし。甘し。

苦いビールが得意ではない人にも試してもらいたいビールです。

個性的な7種類を飲んで、最後に選んだのは王道のケルシュ

今回の飲み比べで面白かったのは、ビールの名前と味の印象が結びついていたことです。

「初恋」は甘酸っぱいだけではなく、和のスパイシーさがある。

「交換日記」はネクターのように甘い。

「URABAN」は苦味を抑えながら、しっかり存在感を示す。

「番長」は名前どおりの力強さ。

それぞれにキャラクターがあり、まるでクラスメイトの個性を比べているような感覚になります。

そして、そんな個性派揃いの中で一番美味しかったのが「ガリ勉」。

副原料を使った意外性のあるビールも楽しいけれど、結局、シンプルでバランスのよいビールに心をつかまれる。

改めて、クラフトビールの面白さを感じました。

もう一つの魅力は、校庭を眺めながら飲めるテラス席

AFTER SCHOOL BREWERYでぜひ体験してほしいのが、テラス席です。

目の前には旧中学校の校庭。

グラウンドを囲むネットや、学校らしい景色がそのまま残っています。

そこに木製のビアフライトを置き、3種類のビールを並べる。

なかなか絵になる光景です。

学生時代には、校庭を眺めながらビールを飲む日が来るなんて考えもしませんでした。

大人になったからこそ楽しめる、ちょっと特別な放課後。

天気のよい日は、店内だけでなくテラス席もおすすめです。

フードはピザ、ホットドッグ、ブリトーなど。持ち込みも可能

今回はビールを中心に楽しんだため、フードは注文していません。

ただ、メニューを見ると、こちらも学校をテーマにした遊び心が感じられます。

訪問時の主なメニューは次のとおり。

メニュー価格
学友のPizza(しらす)1,400円
学友のPizza(マルゲリータ)1,200円
大人の放課後Hot Dog1,200円
購買部のBurrito1,200円
ナチョス660円
燻製ガーリックうずら卵660円
ミックスナッツ500円

※訪問時のメニュー価格です。

ピザやホットドッグ、ブリトーなど、ビールに合いそうな料理が揃っています。

さらに面白いのが、フードの持ち込みに対応していること。

HOME/WORK VILLAGE内の他店舗で購入した料理を持ち込んだり、出前を取ったりできると紹介されています。

これは施設内に複数の飲食店があるからこその楽しみ方。

ブルワリーでビールを注文し、別のお店の料理と組み合わせることもできます。

ただし、持ち込みの対象や条件は変更される可能性があるため、利用前にスタッフへ確認してください。

店内醸造だからこそ、ここでしか出会えないビールにも期待

AFTER SCHOOL BREWERYでは、2026年3月から自家醸造を開始しています。

訪問時は10TAPのうち8種類が自家醸造。

醸造設備を備えたタップルームなので、少量生産のビールや、ほかの飲食店には流通していない銘柄に出会える可能性もあります。

ただし、すべての銘柄が店舗限定というわけではありません。

実際にどのビールが提供されているかは、訪問時のラインナップ次第です。

こうした一期一会の楽しさも、ブルワリー直営店ならでは。

次に訪れたときには、また違うクラスメイトに出会えるかもしれません。

AFTER SCHOOL BREWERYの店舗情報

項目内容
店名AFTER SCHOOL BREWERY(アフタースクールブルワリー)
住所東京都世田谷区池尻2-4-5 HOME/WORK VILLAGE 110
最寄り駅東急田園都市線・池尻大橋駅
アクセス池尻大橋駅から徒歩約10分
三軒茶屋駅から徒歩約16分
営業時間平日14:00〜22:00、土日祝12:00〜22:00
営業時間の補足翌日が平日の場合は21:00まで
定休日不定休
席数店内16〜24席程度、テラス16〜18席程度(施設掲載情報)
TAP数訪問時10TAP
自家醸造訪問時8種類
ゲストビール訪問時2種類
ビアフライト3種類1,800円(訪問時)
決済方法キャッシュレス決済のみ(現金不可)
対応決済クレジットカード・交通系電子マネー・QRコード決済など
フード持ち込み施設内他店舗の料理などに対応実績あり。最新条件は要確認
電話番号03-4400-8075
公式サイトhttps://mishuku.co.jp/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/afterschoolbrewery/

※営業時間・定休日・価格などは変更される可能性があります。訪問前に最新の営業案内をご確認ください。

支払いはキャッシュレス決済のみ。現金は使えないので注意!

訪問前に知っておきたいのが、支払い方法です。

AFTER SCHOOL BREWERYはキャッシュレス決済のみで、現金には対応していません。

クレジットカード、交通系電子マネー、PayPayなどのQRコード決済が利用できます。

注文したビールやフードは、その都度カウンターで支払うキャッシュオン方式です。

現金派の人は、利用できる決済手段を用意してから訪れましょう。

ネット予約も可能

食べログではネット予約を受け付けています。

複数人で訪れる場合や、確実に席を確保したい場合は事前予約も選択肢です。

一方、一人で気軽に飲み比べを楽しみたいなら、空いている時間帯を狙ってふらりと訪れるのもよさそうです。

訪問時は先客が1人で、落ち着いて楽しめました。

まとめ|大人になってからの学校は、こんなにも楽しい

廃校になった中学校の元職員室でクラフトビールを飲む。

それだけでも十分に面白い体験ですが、AFTER SCHOOL BREWERYの魅力はロケーションだけではありません。

学校にちなんだビールの名前、個性豊かな味わい、校庭を眺めながら楽しめるテラス席。

そして、気さくな店主とのやり取り。

どれも、普通のビアバーでは味わえない楽しさがありました。

今回飲んだ7種類の中で、最も気に入ったのは「ガリ勉」。

華やかな副原料を使ったビールも面白かったけれど、王道のケルシュの美味しさが一番印象に残りました。

ちょっと変わった体験をしてみたい人、個性的なクラフトビールを飲み比べたい人、そして学生時代を懐かしみたい人におすすめしたい一軒です。

次に訪れたときも、まずは「ガリ勉」を注文したい。

大人の放課後、なかなか悪くありません。

テラス席にはローズマリーが。ビールの副原料として、使われそうですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました