ヱビスビールの聖地、恵比寿に新たな名所が誕生!「YEBISU BREWERY TOKYO」で極上のビール体験を

ブルワリー

ビール好きの皆さん、お待たせしました!2024年4月、ヱビスビール発祥の地である恵比寿に、ビール愛好家の心をくすぐる新スポット「YEBISU BREWERY TOKYO」がオープン。

約35年ぶりに恵比寿の地でビール醸造を再開したこの施設は、ヱビスビールの歴史を学べるだけでなく、もちろんビールを飲むことができます。しかも、ここでしか飲めないちょっと、いやかなり贅沢なビールを!

アクセス

恵比寿駅で下車し、動く歩道を使って恵比寿ガーデンプレイスの方へと向かいます。

丁寧にサインがあります。

スロープを降りて、左の建物に入ります。

建物内には大きなTSUTAYAがあります。

後述のYEBISU the JOURNEYの開始時間までの良い時間潰しになります。

ヱビスブルワリー東京の玄関。

ラッキーヱビスは無い模様。

とにかく圧倒されるエントランス

高級感のあるエントランスの雰囲気が「ちょっと贅沢なビール」というブランドメッセージを象徴しているようで、テンションが高まります。

ビールは♾️。

壮観です!

タイルで描かれたヱビス様。

YEBISU the JOURNEY

今回、利用したのはWEBからの完全予約制の「YEBISU the JOURNEY」ツアー。

ビール1杯の試飲もついて1800円。

開始時間の5分前までに受付を済ませます。受付を済ませると、首からぶら下げるパスを配られます。

待合室の壁にはずらりとヱビスビールの歴史を表すパネルの数々。

さすがビールは施設産業。工場が大きい。

ガイドの元、これからヱビスビールの歴史と醸造の仕組みを深く学べる45分間の旅に出発します。

130年の歴史が息づく空間

ガイドによる解説が丁寧でとてもわかりやすい。

ただし、ツアーに参加しなくても展示物は見て回ることができるので、時間がない方やツアーの予約が取れなかった方でも十分楽しめます。

ヱビスビールの歴史は1890年にさかのぼります。当時、ドイツの技術者を招聘して誕生したヱビスビールは、瓶1本がかけそば10杯分(現在の価値で約4000円!)という、まさに”高嶺の花”でした。そんな贅沢品だったヱビスビールが、今や日本を代表するビールブランドへと成長した軌跡を、ミュージアムエリアで体感できます。

創業後、数年後にはメルツェンを醸造していたとのこと。

当時は王冠ではなく、ワインと同様にコルクだったんですね。

このジョッキは今発売しても爆売れしそう。

日本初のビヤホールを開店したのはヱビスビール。最初のつまみは大根スライスだったのだとか。

海外進出にも積極的でパリ万博に出展。

第2次世界大戦中にはブランド名が消失。

王冠が星マークのヱビスビール。

木製の頃のビール樽。なんだか無性にドンキーコングがやりたくなる。

貴重なオルゴール。平成の頃にTVCMで流れていたあのBGMが聴けます。

映画好きの方には『第三の男』のあの音楽と言った方がわかりやすいのかもしれません。

曲名は「ハリー・ライムのテーマ」。

大好評だったという金・銀ヱビスキャンペーン。現在、漫画家の荒木先生によるヱビスビールキャンペーンが話題ですが、昔からマーケティングが得意なビール会社と言えるでしょう。

ヱビスビールは美味しんぼにも登場!

貴重な展示の数々にビール好きの方であれば、シャッターを押す手が止まりません。

王冠のデザインも珍しい。

酒屋ではなかなか見かけないラッキーヱビスの姿も!

五感で楽しむブルワリー体験

施設の中央に鎮座する大きなドイツ製醸造釜は、まさに圧巻の一言。

ここで仕込まれたビールは、地下の醸造施設で発酵・熟成され、約1000リットル(2850本分)ものビールが生み出されます。

ブルワリーエリアでは、ビール造りの過程をリアルタイムで見学できます。

ホップも蓋を開けてその香りを楽しむことができます。

試飲タイム

ツアーの終わりにはタップルームの横にあるスペースに案内されてお待ちかねの試飲タイムです。

いただいたのは「YEBISU ∞(エビス インフィニティ)」。恵比寿工場で使用されていた酵母を再選抜し、ドイツ産ファインアロマホップのテトナンガーを一部使用した、ふくよかな苦味とモルティさが特徴のオールドスクールなラガーです。

グラスの持ち方や飲み方のレクシャーを丁寧に解説いただけます。

極上のビールを味わうタップルーム

タップルームでは、ここでしか味わえない特別なヱビスビールを堪能できます。

現金は不可なのでご注意を。

最大6種類のビールが楽しめ、220ml×4種のビアフライトも用意されています。

ビアフライト対象外のビールがあるので要注意。

YEBISU♾️エビスインフィニティ/ラガー

恵比寿工場で使用されていた酵母を再選抜し、復活。ドイツ産ファインアロマホップのテトナンガーを一部使用。

Everhop Weizenエバーポップヴァイツェン/ヘフェヴァイツェン/ABV5.5%

バナナのようなエステル臭が際立つ。柔らかなマウスフィールと強めの炭酸、ドライな後味。清涼感のあるヴァイツェン。ソラチエースやレモンドロップを一部使用とのこと。清涼感の正体はこれらかもしれない。

エビスビール

こういう雰囲気たっぷりのタップルームで少量のエビスビールを上品に飲むのは新鮮だ。

ただどうせなら違う液種が飲みたいんよ。

YEBISU♾️BLACKエビスインフィニティブラック/ABV5%

一番美味しいかも。フルーティーなフレーバーを感じる黒ビール。マンダリナバーバリアというポップを一部使用。

Holly Joyホーリージョイ/ウィンターエール/ABV7%

銅製のカップでの提供が雰囲気抜群。ビアフライト対象外のクリスマスビール。

シナモン、クローブ、ジンジャーのスパイスとハーブのフレーバーが香る。

隠れた楽しみ、ラッキーヱビス探し

館内には7つの「ラッキーヱビス」が隠されています。ミュージアムに4つ、ギフトショップに1つ、タップルームに2つ。これを見つけると幸運が訪れるかも?ビールを楽しみながら、宝探しのようなワクワク感も味わえます。

ラッキーヱビスを探す目的のために館内を隈無く観察させるという仕組み作りが上手いなぁと感じました。

ついつい目の前のビールに一生懸命になって見過ごしてしまいそうな遺産の数々。

これはなんのための機械だろう?そう考えるだけでもまた一つビールのことを身近に感じる。

興味が深まる。そんな仕掛けとしてラッキーヱビスを見つけさせるというのはナイスアイデアです。

おわりに

「YEBISU BREWERY TOKYO」は、ビール好きにとって夢のような空間です。

ひっきりなしにインバウンドの観光客も訪れている人気スポット。

歴史ある銘柄の深い味わいと、最新の醸造技術が融合したこの場所で、きっと新しいビールの魅力に出会えるはずです。ヱビスビールの進化と伝統が息づくこの聖地で、極上のビール体験を味わってみてはいかがでしょうか。

【店名】YEBISU BREWERY TOKYOヱビスブルワリートーキョー
【営業時間】平日12:00〜20:00、土曜・日曜11:00〜19:00
【定休日】火曜
【TAP数】5
【ビアフライト】有り
【飲み放題】無し
【QR決済】可(現金不可)
【最寄り駅】JR・東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」より徒歩8分
【住所】〒150-8522 東京都渋谷区恵比寿4丁目20−1 ガーデンプレイス 内
【電話番号】0354237255
【ホームページ】http://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/index.html

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