「ブルワリーまで来たな」と一番感じるのは、やっぱり醸造タンクを眺めながらビールを飲んでいる時です。

JR横浜線・十日市場駅から歩いて約8分。「TDM 1874 Brewery 十日市場本店」には、400Lと800Lの醸造タンクを目の前にしてビールを飲めるカウンターがあります。
(昨年2025年には横浜・天王町に1000ℓ超えの新工場を設立したばかりの勢いのあるブルワリーでもあります)

しかも面白いのは、ここが単なるブルワリーパブではないこと。
ルーツは1874年創業の酒屋「坂口屋」。2017年からビール醸造を開始し、現在は400Lの発酵・熟成タンク4基、800Lを2基備えています。
店内には自家醸造ビールのTAPが並び、その横には国内外のクラフトビールが壁一面。そして腹が減ったら、ローストポークと燻製ベーコンをこれでもかと挟んだキューバサンド。
造る、飲む、食べる、買って帰る。
ビール好きが酒屋でやりたいことを、ほぼ全部できてしまう店です。
今回飲んだ3杯の中では「Mr. Sparkle」が抜群。レモンのような爽やかな酸味と桃を思わせる甘いフルーツ感が絶妙でした。
そして、キューバサンドが悪魔的に旨い。
十日市場まで足を運ぶ理由、十分あります。
- TDM 1874 Brewery本店は十日市場駅から徒歩約6分
- 400L・800Lの醸造タンクを眺めながら飲む
- 訪問時は5TAP。スーパードライが1本あるのが面白い
- Mr. Sparkle|レモンと桃。このバランスが大好き
- Brise Gose|「これ、本当にゴーゼ?」と思うほどまろやか
- IPA|ABV7.1%、IBU60。それでもスッキリ
- キューバサンド990円。これは悪魔的です
- 「ブルワリー飯」の域を超えたフードメニュー
- 壁一面のクラフトビール。ここが「酒屋のブルワリー」
- Tシャツやキャップなどブルワリーグッズも充実
- 営業終了は早め。だから昼〜夕方から飲みに行きたい
- 「あぶない刑事」のコラボビールも気になる
- TDM 1874 Brewery本店はこんな人におすすめ
- まとめ|「造る・飲む・食べる・買う」が全部できる十日市場のブルワリー
- TDM 1874 Brewery 十日市場本店|店舗情報
TDM 1874 Brewery本店は十日市場駅から徒歩約6分
最寄りはJR横浜線の十日市場駅。

公式案内では徒歩7分ですが、実際に歩いてみると約8分でした。所在地は横浜市緑区十日市場町835-1です。TDM 1874 Brewery
いわゆるクラフトビール激戦区にあるブルワリーではありません。
だからこそ、「ビールを飲むために十日市場へ行く」というちょっとした遠征感があります。
個人的にはこういう立地、好きなんですよね。
400L・800Lの醸造タンクを眺めながら飲む
店に入ってまず目を引くのが、ガラス越しに並ぶ醸造設備。

TDM 1874 Breweryは2017年1月に醸造をスタート。3基の仕込設備に加えて、400Lの発酵・熟成タンクを4基、800Lを2基備えています。
そして、そのタンクを眺められる場所にカウンターがある。
今回確認した席は、
醸造タンク側のカウンター4席、TAP側のカウンター2席、樽を使ったテーブル2卓、4人掛けテーブル3卓。

一人なら、私は迷わずタンク側のカウンターです。
目の前には実際にビールを造っている設備。
その横には、TDMのロゴが入ったグラス。

「ブルワリーで飲んでいる」という気分を一番味わえる席だと思います。
訪問時は5TAP。スーパードライが1本あるのが面白い
訪問時のTAPは5本。

黒板には、
Mr. Sparkle/Brise Gose/British Best Bitter/IPA/ASAHI SUPER DRY
が並んでいました。
5本のうち4本がTDMのクラフトビールで、残り1本がスーパードライ。
この構成、面白いです。
ブルワリーパブだからといって、すべてをクラフトビールで固めていない。
フルーティーなビール、ゴーゼ、英国系ビター、しっかり苦いIPA、そしてスーパードライ。
クラフトビール好きだけでなく、普段は大手のビールを飲んでいる人まで一緒に楽しめるラインナップです。
1874年創業の酒屋が営むブルワリーパブだからこその懐の広さなのかもしれません。
なお、訪問時はビアフライトなし。
TDMのビールはハーフと1パイントの2サイズだったので、少量ずつ全種類を試すというより、気になったビールを選んでじっくり飲むスタイルです。
Mr. Sparkle|レモンと桃。このバランスが大好き
Mr. Sparkle

ABV:4.5%/IBU:25
訪問時:ハーフ760円/1パイント1,270円
今回一番良かったビール。
フレッシュで、とにかくフルーティー。
最初に感じるのは、レモンを思わせるすっきりとした酸味。
そこに桃のような甘いフルーツ感が重なります。
酸っぱいだけでもない。
甘いだけでもない。
この二つがちょうどいいところで同居しているんですよね。
それでいてABV4.5%と軽やかでドリンカブル。
一杯目からゴクゴクいける。
大好き。
今回飲んだ3杯の中では、文句なしでこれが一番でした。
Brise Gose|「これ、本当にゴーゼ?」と思うほどまろやか
Brise Gose

ABV:4.5%/IBU:10
訪問時:ハーフ800円/1パイント1,200円
続いて「Brise Gose」。
コリアンダーが効いたゴーゼです。
ゴーゼというと、個人的には塩味や酸味が前に出てくる印象があります。
ところが、これは全然違いました。
塩味が強く主張するわけではなく、非常にまろやか。
むしろ、
「コリアンダーを効かせた白ビール?」
と思ったほど。
コリアンダーの爽やかなニュアンスがありながら、全体は優しい。
「ゴーゼの塩っぽさがちょっと苦手」という人にも、これは飲んでみてほしいですな。
IPA|ABV7.1%、IBU60。それでもスッキリ
IPA

ABV:7.1%/IBU:60
訪問時:ハーフ830円/1パイント1,350円
最後はIPA。
訪問時の黒板表記はABV7.1%、IBU60。
公式説明によるとCitraを中心にEkuanot、Simcoe、Mosaicなどのホップを使ったIPAです。
飲んでみると、ガツン。
でも、その後は意外なほどスッキリしています。
印象に残ったのは、まろやかなグレープフルーツのようなフレーバー。
ABV7%超というアルコール感も加わって、軽いIPAとは明らかに違う飲み応えがあります。
しっかり苦い。
しっかり強い。
でも重たすぎない。
この塩梅がいいです。

また、悪酔いを防ぐためのお水も完備。
このウォータータワーには圧倒されました。
安心してビールを飲むことができますね。
キューバサンド990円。これは悪魔的です
ビールだけで終わらせるのはもったいない。

今回食べたのが、
キューバサンド 990円。
ローストポーク。
燻製ベーコン。
ピクルス。
チェダーチーズ。
そしてクリームチーズ。
これらをパンにたっぷり挟んで、バターでカリカリに焼き上げています。
もう材料を並べただけで分かりますよね。
これは悪魔的。
表面はカリッカリ。
中からは肉とチーズ。
ローストポークと燻製ベーコンという豚肉×豚肉の組み合わせですから、当然かなり濃厚です。
ところが、そこにピクルスの酸味とクリームチーズの爽やかさが入る。
これがいい仕事をする。
写真だけ見ると相当重そうなんですが、意外にもペロリといけちゃう。
IPAをグイッ。
キューバサンドをガブッ。
またIPA。
至福です。
「ブルワリー飯」の域を超えたフードメニュー
キューバサンドだけではありません。

メニューを見ると、
ナッシュビルチキン、さばかつ&チップス、牛すじのビール煮込み、自家製スモークベーコン、ソーセージ盛り合わせ、レバーケーゼ、バッファローステーキ、ムール貝の白ワイン蒸しなど。

さらに500円のおつまみもあり、もちもち餃子、豚のあたりめ、ネギ塩鶏レバー、ピクルスのビアフリットなどが並びます。

公式の現行メニューでも、肉料理や餃子など幅広いフードを展開しています。
つまりここ、
「ブルワリーだからビールを飲みに行く店」だけではないんですよね。
ちゃんと腹を空かせて行って、
旨いビールと旨い飯をセットで楽しむ。
その使い方が正解だと思います。
壁一面のクラフトビール。ここが「酒屋のブルワリー」
そして本店でもう一つ見逃せないのが、缶ビールの物量。

冷蔵ケースを見ると、TDMのビールだけではありません。
国内外のクラフトビールが上から下までびっしり。
眺めているだけでも楽しい。
ただし、店頭にも案内がある通り、冷蔵ケースに並ぶ缶ビールは持ち帰り専用。バーコーナーで飲むことはできません。
ここは下北沢店とは使い勝手が違うところです。
でも本店の場合、
TAPで飲む → 気になる缶を探す → 家に持ち帰る
という流れが楽しい。

ブルワリーでありながら、酒屋でもある。
1874年創業の坂口屋をルーツに持つTDM本店らしさを、一番感じる場所かもしれません。
Tシャツやキャップなどブルワリーグッズも充実
さらに店内にはTDMのオリジナルグッズも。

Tシャツ、キャップ、パーカー、エコバッグなどが並んでいました。
公式オンラインショップでもTシャツ、ハット、エコバッグなどを展開しています。
ブルワリーに行くとグッズを見てしまう人には危険ですね。
ビールを飲んで、缶を買って、さらにTシャツまで……。
財布の紐が緩みます。
営業終了は早め。だから昼〜夕方から飲みに行きたい
ここは訪問前に知っておいた方がいいポイント。
夜遅くまで飲む店ではありません。
2026年10月現在、公式サイト掲載の営業時間は次の通りです。
| 曜日 | SHOP | BAR |
|---|---|---|
| 月・火 | 11:00〜20:00 | 15:00〜20:00 |
| 水 | 定休日 | 定休日 |
| 木・金 | 11:00〜21:00 | 15:00〜21:00 |
| 土 | 11:00〜21:00 | 12:00〜21:00 |
| 日・祝 | 11:00〜20:00 | 12:00〜20:00 |
月・火・日祝はフードL.O.19:00、ドリンクL.O.19:30。木・金・土はフードL.O.20:00、ドリンクL.O.20:30です。
これを「閉店が早い」と考えることもできますが、私はむしろ、
休日の昼〜夕方から飲む店
と考えた方がしっくりきます。
ブルワリーで何杯か飲む。
旨いものを食べる。
帰りに缶ビールを買う。
そして夜遅くならないうちに帰る。
これはこれで、かなりいい1日の過ごし方です。
「あぶない刑事」のコラボビールも気になる
今回店内で見つけて、個人的に反応してしまったのがこちら。

「あぶない刑事」40周年×横浜の11ブルワリーによるオリジナルコラボビール。
店内にはしっかり告知が出ていました。
横浜のブルワリーであるTDM 1874 Breweryも参加。
これは個人的にも見逃せません。
今回のMr. Sparkleがかなり良かったので、次に来るなら「あぶない刑事」コラボビールが発売されたタイミング。
また十日市場まで飲みに来ます。

TDM 1874 Brewery本店はこんな人におすすめ
TDM本店を特におすすめしたいのは、
「クラフトビールだけでなく、旨いご飯もちゃんと食べたい人」。
ブルワリー好きなら、醸造タンクを目の前にしたカウンター。
ビールに詳しくない人と一緒なら、スーパードライまで含めた幅のあるTAP。
料理を楽しみたいなら、悪魔的なキューバサンドをはじめとした充実のフード。
さらに酒屋好きなら、壁一面のクラフトビール。
ビール好き一辺倒になりすぎず、でもビール好きがちゃんと楽しい。
このバランスがTDM本店の良さだと思います。
まとめ|「造る・飲む・食べる・買う」が全部できる十日市場のブルワリー
TDM 1874 Brewery本店で一番印象に残ったのは、単純に「ビールがおいしい」だけではありませんでした。
ガラスの向こうには400L・800Lの醸造タンク。
目の前には自家醸造ビール。
横を見れば大量のクラフトビール。
腹が減れば、悪魔的に旨いキューバサンド。
造る、飲む、食べる、買って帰る。
この一連の体験を一つの店で楽しめる。
そこが十日市場本店まで足を運ぶ一番の理由だと思います。

TDM 1874 Brewery 十日市場本店|店舗情報
店名: TDM 1874 Brewery 十日市場本店
住所: 神奈川県横浜市緑区十日市場町835-1
電話: 045-985-4955
最寄駅: JR横浜線 十日市場駅
アクセス: 実際に歩いて約8分(公式案内は徒歩7分)
訪問時TAP数: 5(TDM 4+アサヒ スーパードライ1)
ビールサイズ: ハーフ/1パイント
ビアフライト: なし
飲み放題: なし
定休日: 水曜日
営業時間: 月・火11:00〜20:00(Bar 15:00〜20:00)/木・金11:00〜21:00(Bar 15:00〜21:00)/土11:00〜21:00(Bar 12:00〜21:00)/日祝11:00〜20:00(Bar 12:00〜20:00)
電話番号・住所・営業時間: 2026年10月時点の公式サイト掲載情報。TDM 1874 Brewery
※TAP、ビールの価格・ABV・IBU、フード価格は訪問時の店頭表示・メニューをもとに記載しています。ラインナップや価格は変更される場合があります。

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