サン・レミ修道院(Abbaye de Notre-Dame de St. Remy)のロシュフォール10(Rochefort 10)を飲みました。
サン・レミ修道院(Abbaye de Notre-Dame de St. Remy)は世界に6ヵ所しかないトラピスト醸造所のひとつで、ベルギー南部ナミュ ール州ロシュフォールにあります。
サン=レミ修道院があまり広く知られていなかったのは、ベルギーで一番厳格だと評判の修道院長がいたからと言われています。
面白いですね。日本でも起こりそうながんこ職人エピソード。ビールへの期待が必然的に高まります。
ロシュフォール10(Rochefort 10)はピルスとキャラメル、2種類のモルトを使用。
ホップはドイツで栽培されるラガーホップのハラタウとスロベニアやオーストリアを中心に栽培されるスティリアンゴールディングという2種類のホップを使用。
極め付けにキャンディシュガーを使用しています。
キャンディシュガーはアルコール度数を高めるためによくベルギービールで使用されているもので、ざっくり言うとクエン酸的なものが入ったべっこう飴みたいなイメージらしいです。
ロシュフォールは6、8、10の3種類があり、そのうち10は一番強いやつ。
のぞむところです。では飲んでみましょう。
おぉ、外観はかなりダークブラウンです。
完熟したバナナやクローブ、プルーンのようなアロマを感じます。濃厚です。
そしていちじくのようなフルーティさも感じますね。フルボディで飲みごたえのあるビールです。
いやー複雑かつ奥行きのあるビール。しみこんでくるぅ。たまんないです。
「ビールは喉越し」といわんばかりにぐいぐい飲んだら台無しになるやつです。
「暑くない日もビールは美味い」のまさに典型例!じっくりゆっくりグラスをゆすりながら飲みたいです。
時間がたつとさらに香りも広がっていきます。
醸造長がレシピを隠したくなる気持ちもわからんでもない、とっても美味なビールでした!
【商品名】ロシュフォール10(Rochefort 10) 【醸造所】サン・レミ修道院 【生産地】ベルギー 【スタイル】トラピストビール 【ABV】11.3% 【IBU】22 【原材料】大麦モルト、ホップ、キャンディーシュガー
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