高円寺で、ハンドポンプで注ぐクラフトビールを楽しめる「BEER ENGINE(ビアエンジン)」へ。
元・箕面ビールのブルワーが手掛ける、カウンター7席、テーブル10席ほどのアットホームなビアバーです。

この店を訪れる最大の理由は、なんといってもハンドポンプ(Beer Engine/ビアエンジン)。
樽生ビールは全部で7TAP。そのうち5TAPをハンドポンプで提供しています。
一般的なドラフトビールとは違う、穏やかな炭酸と柔らかな口当たり。
実際に箕面ビールのW-IPAをハンドポンプで飲んでみると、普段とはまた違った甘みや旨みを感じられました。
「ビールは何を飲むかだけでなく、どう注ぐかでもこんなに変わるのか」
そんな発見がある、高円寺でも唯一無二のクラフトビール店です。

エンブレム(?)がめちゃくちゃかっこいい。
高円寺のアットホームな老舗ビアレストラン
BEER ENGINEは、カウンター7席、テーブル席10席ほどの比較的コンパクトなお店。
大規模なクラフトビール専門店というより、店員さんとの距離も近いアットホームなビアバーという表現がしっくりきます。

そして、今回とても印象に残ったのが接客。
店員さんは物腰が柔らかく、気さく。それでいて丁寧です。
ハンドポンプという少しマニアックな設備を主役にしたお店ですが、決してクラフトビールに詳しい人だけの閉じた空間ではありません。
カウンターで分からないことを聞きながらビールを選ぶのも楽しそう。
こういうお店はビールのラインナップだけでなく、
「またここで飲みたい」
と思わせてくれる居心地の良さが大切。
その点でも、とても気持ちよくビールを楽しめるお店でした。
ビールのハンドポンプ(ビアエンジン)とは?
そもそも、ハンドポンプとは何なのか。
ハンドポンプは、**「Beer Engine(ビアエンジン)」**とも呼ばれるビールを注ぐための装置です。
なるほど。
ここで「BEER ENGINE」という店名の意味が分かります。
一般的な樽生ビールは、CO₂などのガス圧を使って樽からビールを押し出してサーバーから注ぎます。
一方、ハンドポンプはレバーを操作し、ポンプの力で樽からビールを汲み上げてグラスへ注ぐ仕組み。
英国のカスクエールなどで伝統的に使われてきた提供方法です。
一般的なドラフトビールと比べると、炭酸の刺激が穏やかで、口当たりも柔らかい。
そのため、麦芽の甘みやホップの香りなど、ビールそのものの風味をじっくり追いかけやすくなります。

初めて飲む人なら、
「あれ? 炭酸が弱い?」
と感じるかもしれません。
でも、その穏やかさこそハンドポンプで飲むビールの面白さです。

7TAP中5TAPがハンドポンプ!
ハンドポンプでクラフトビールを提供するお店自体は、ほかにもあります。
しかし、BEER ENGINEがすごいのはその数。
全7TAPのうち、5TAPがハンドポンプ。
これはすごい。

ハンドポンプが1基置いてあるというレベルではなく、「ハンドポンプでクラフトビールを楽しむこと」自体が店のコンセプトになっています。
ビールを選ぶだけではなく、
「これをハンドポンプで飲んだらどうなるんだろう?」
という楽しみ方ができる。
普段クラフトビールを飲み慣れている人ほど面白いと思います。
箕面ビール×BEER ENGINE「Malt Head Moonstomp」
Malt Head Moonstomp / 箕面ビール × BEER ENGINE / ABV 3.5%

まずいただいたのが、箕面ビールとBEER ENGINEによる「Malt Head Moonstomp」。
アルトスタイルのビールです。
飲んでみると、本当に微炭酸。
シュワシュワとした炭酸の爽快感を楽しむというより、麦芽の味わいをゆっくり追いかけていく感じです。
アルコール度数も3.5%と控えめ。
これは、ちびちびダラダラ飲みたい。
一杯を急いで飲み干すのではなく、カウンターで会話をしながら、時間をかけて付き合いたくなるビールでした。
ハンドポンプという提供方法と、このビールのキャラクターがよく合っています。
箕面ビール「W-IPA」をハンドポンプで飲んで驚いた
W-IPA / 箕面ビール / ABV 9%

そして今回、特に印象に残ったのが箕面ビールの「W-IPA」。
ABV9%。
しっかりとしたアルコール度数を持つビールです。
これをハンドポンプで飲んでみると、かなり面白い。
いや、甘い。
まず感じたのがこれでした。
普段ビールを飲んでいると、冷たさや炭酸の刺激、ホップの香りや苦味などが一気に押し寄せてきて、ついつい勢いよくグラスを傾けてしまいます。
ところがハンドポンプで飲むW-IPAは違いました。
炭酸の刺激が穏やかな分、一口ずつゆっくり飲みたくなる。
すると、麦芽由来の甘みやビールそのものの旨みが前に出てきます。
これぞハンドポンプの醍醐味。
同じビールでも、提供方法によってこんなに表情が変わるのか。
今回BEER ENGINEを訪れて、一番面白かった体験でした。
ハンドポンプだとビールの味はどう変わる?
BEER ENGINEで実際に飲んでみて感じたのは、
「ハンドポンプ=単に炭酸が弱いビール」ではない
ということ。
炭酸の刺激が穏やかになることで、飲むスピードまで変わります。
ゴクゴク飲むのではなく、一口ずつゆっくり味わう。
その結果、
- 麦芽の甘み
- ビールの旨み
- ホップの香り
- 口当たりの柔らかさ
といった要素を、いつも以上に意識するようになります。
もちろん、どちらが優れているという話ではありません。
キンキンに冷え、炭酸の効いたビールを爽快に飲みたい日もある。
一方で、ハンドポンプでゆっくりとビールの味を追いかけるのも面白い。
同じクラフトビールでも「提供方法」という新しい楽しみ方がある。
それを実際に体験できることが、BEER ENGINE最大の魅力だと思います。
クラフトビールを飲み慣れた人ほど面白い
クラフトビールを飲むとき、普段は、
「どのブルワリーなのか」
「どんなビアスタイルなのか」
「どんなホップを使っているのか」
「ABVやIBUはいくつなのか」
といったところに目が向きがちです。
でもBEER ENGINEでは、そこにもうひとつ、
「どうやって注ぐのか」
という楽しみ方が加わります。
特に面白いのは、今回のW-IPAのように、すでに知っているビールをハンドポンプで飲むこと。
飲んだことのあるビールだからこそ、
「いつもと違う」
が分かります。
新しいブルワリーを開拓するだけではない。
知っているビールの新しい表情を発見する。
クラフトビールをある程度飲んできた人にこそ、この体験をおすすめしたいです。
フードはリーズナブル。名物のジャークチキンも気になる
フードメニューは比較的リーズナブルで、ビールと一緒に楽しみたい料理を必要十分に揃えている印象です。

中でも気になったのが、お店の名物というジャークチキン。
今回は食べませんでしたが、とても美味しそうでした。
ハンドポンプでゆっくりビールを飲みながら、スパイスの効いたジャークチキンをつまむ。
次回はぜひ試してみたい組み合わせです。
BEER ENGINEはこんな人におすすめ
特におすすめしたいのは、
- 高円寺でクラフトビールを飲みたい
- ハンドポンプのビールを体験してみたい
- カスクエールや英国のパブ文化に興味がある
- 炭酸控えめのビールが好き
- 箕面ビールが好き
- 知っているビールを違う提供方法で飲んでみたい
- 小さなビアバーでゆっくり飲みたい
という人。
逆に、単純に「タップ数の多い店」を探している人とは少し違います。
BEER ENGINEの価値は7TAPという数ではなく、そのうち5TAPをハンドポンプで楽しめることにあります。
まとめ|「何を飲むか」だけでなく「どう飲むか」を楽しむ
高円寺のBEER ENGINE。
この店を訪れる最大の理由は、やはり7TAP中5TAPというハンドポンプの充実ぶりです。
Malt Head Moonstompの微炭酸で柔らかな飲み口。
そして、ハンドポンプで飲むことで甘みや旨みをより強く感じた箕面ビールのW-IPA。
今回訪れて改めて感じたのは、
ビールは「何を飲むか」だけでなく、「どう注ぐか」でも楽しみ方が変わる
ということでした。
ブルワリーやビアスタイルを追いかけるだけではない。
提供方法によって、知っているビールの違う表情を発見する。
これはクラフトビールの面白さをもう一段深くしてくれる体験です。
「ハンドポンプって何?」
という人にも、
「カスクエールは好きだけど、もっといろいろなビールをハンドポンプで飲んでみたい」
という人にもおすすめしたい。
高円寺でクラフトビールを飲むなら、一度は“ビアエンジンで飲むビール”を体験してほしいです。
【店名】Beer Engine(ビアエンジン)
【営業時間】月曜〜金曜17:30〜0:00、土曜15:00〜0:00
【定休日】日曜
【TAP数】7
【ビアフライト】無
【飲み放題】無
【QR決済】有
【最寄り駅】JR中央線「高円寺駅」北口より徒歩2分
【住所】〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目3−1 ライオンズマンション高円寺北
【電話番号】05054610375
【HP】https://beerengine.foodre.jp/
高円寺といえば、「高円寺麦酒工房」。同じく高円寺駅北口にあります!

あと、少し歩きますが、クラフトビールとカレーのお店「アンドビール」もぜひ!


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