土曜19時、店内に日本人の居場所がない。Kyoto Beer Labで見た京都のクラフトビール最前線

ブルワリー

京都には優れたクラフトビール店が数多くある。

その中でも、京都らしい一軒を挙げろと言われたら、私はかなり真剣に Kyoto Beer Lab を候補に入れる。

理由はビールだけではない。

この店には、今の京都そのものが詰まっているからだ。

土曜19時、外国人だらけだった

土曜の19時頃に訪問した。

店内はすでに8割ほど埋まっている。

人気店なのは知っていたが、驚いたのは混雑具合ではない。

客層だ。

カウンターを見ても、テラス席を見ても外国人観光客ばかり。

体感では7割以上。

英語が飛び交い、日本人の方が少数派に見える。

全国のクラフトビール店をかなり飲み歩いてきたが、ここまで国際色の強いブルーパブはそう多くない。

ここは京都駅からほど近い場所にある。

それなのに店内の空気は、どこか海外のブルワリーのようだった。

タンクを眺めながら飲む一杯

店内は決して広くない。

醸造タンクを正面に眺めるカウンターが5席。

壁側のカウンターが6席。

そして外にはスタンディングのテラス席。

ブルーパブとしてはコンパクトな造りだ。

だが、それがいい。

タンクとの距離が近い。

目の前で造られているビールを、その場で飲む。

ブルーパブの魅力がぎゅっと凝縮されている。

タップは8種類。でも不思議と物足りなさがない

最近は20タップ、30タップを売りにする店も珍しくない。

その点、Kyoto Beer Labのタップ数は8。

数字だけ見れば多くはない。

訪問時は5種類がこの店舗で醸造されたビールで、残りは2号店「KBL THE BASE」のビールだった。

それでも不思議と選択肢が少ないとは感じなかった。

むしろ「次はこれを飲んでみたい」と思わせるビールばかりが並んでいる。

数ではなく中身で勝負している印象だ。

バレルエイジ系のボトルビールもストックされているので、この店で楽しむことも可能。

かぶせ茶ホワイトエールは観光客に勧めたい

Kyoto Beer Labの看板商品が、かぶせ茶ホワイトエール。「KBL THE BASE」醸造だが。

名前だけ聞くとお茶の風味全開のビールを想像するかもしれない。

私もそうだった。

しかし実際は違う。

お茶の主張は意外なほど控えめだ。

それよりも印象に残るのは、ホワイトエールらしい軽やかさと爽やかさ。

非常にドリンカブルで、スイスイ飲めてしまう。

京都らしさもありながら、クラフトビール初心者にも勧めやすい。

観光で初めて訪れた人なら、まずはこれを飲めば間違いないと思う。

Sweet Sweatが危険だった

この日、一番印象に残ったのは実はこちらだった。

Sweet Sweat。

名前からして気になる。

飲んでみるとさらに面白い。

最初に感じたのは、ポカリスエットを思わせる爽やかさ。

そこへライチのような華やかな香りが重なる。

クラフトビールを飲み歩いていると、どこかで飲んだことのある味に出会うことも増えてくる。

だが、このビールは違った。

ちゃんと記憶に残る。

そして何より飲み疲れない。

気付けばグラスが空いている。

そして自然に次の一杯を注文している。

「もう一杯だけ」

そう思わせる危険なビールだった。

鳥獣戯画グッズも秀逸

店内にはオリジナルグッズも並ぶ。

このブルワリーのモチーフは鳥獣戯画。

京都らしい題材だが、観光土産によくある安っぽさはない。

Tシャツや雑貨も普通にデザインが良い。

缶・ボトルビールの持ち帰りラインナップも充実しているので、ビール好きへのお土産探しにも向いている。

京都で一軒だけ選ぶなら

Kyoto Beer Labは、タップ数日本一の店ではない。

巨大なブルワリーでもない。

だが、

  • ブルーパブならではのライブ感
  • 京都らしい看板ビール
  • 独創的な限定ビール
  • 世界中から集まるビールファン

その全てが詰まっている。

京都でクラフトビール店を一軒だけ選べと言われたら。

私はかなり高い確率でこの店を推す。

理由は単純だ。

この店には、「京都でクラフトビールを飲む楽しさ」が凝縮されているからだ。

【店名】京都ビアラボ
【営業時間】13:00〜23:00
【定休日】無し
【TAP数】8
【ビアフライト】無
【飲み放題】無
【QR決済】可
【最寄り駅】京阪本線「七条駅」から徒歩約5分
【住所】〒600-8137 京都府京都市下京区十禅師町201−3
【電話番号】ー
【HP】https://kyotobeerlab.jp/

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