【鎌倉クラフトビール】YOROCCO BEER PUB Sasameza|8TAPすべてヨロッコ!限定セゾンも飲める直営パブ

ビアバー

鎌倉でクラフトビールを飲むなら、一度は訪れてみたいYOROCCO BEER(ヨロッコビール)。

そのYOROCCOを樽生でじっくり楽しめる直営パブが、鎌倉・笹目町にあるYOROCCO BEER PUB Sasamezaです。

訪問時は8TAPすべてYOROCCO BEER

ラガー、IPA、セゾン、ヴァイツェンと幅広いビアスタイルが並び、周年限定の梅セゾン「PUB Saison 2026」のような、この場所だからこそ出会いたいビールもありました。

そして実際に訪れて印象に残ったのは、ビールだけではありません。

暖色の照明、壁に飾られた写真やアート、グルーヴのある音楽。

「いい音楽と、いいビールをじっくり楽しむ」

そんな時間がよく似合う、小さなローカルパブでした。


YOROCCO BEER PUB Sasamezaとは?

PUB Sasamezaがあるのは、鎌倉市笹目町の「鎌倉笹目座」。

鎌倉駅周辺の観光客で賑わうエリアから少し離れた、複数の小さな店舗が集まる建物の一角です。

由比ヶ浜駅からは徒歩約5分。鎌倉駅からも徒歩15分ほど。

YOROCCO BEERが自前のパブとしてPUB Sasamezaをオープンしたのは2023年。

店頭に掲げられている言葉は、

「Your Local Pub」

です。

実際に中へ入ってみると、この言葉がよく似合います。


座席は約6席。小さいからこそ居心地がいい

店内はかなりコンパクト。

座って飲める席は6席ほどで、中央には6人程度が使えそうなスタンディングテーブルがあります。

外にも4人ほど座れそうなベンチがあります。

訪問した15時30分頃の先客は3人。

大人数でワイワイ飲むビアホールとは正反対で、一人か二人で一杯ずつビールを選びながら過ごすのが似合う店です。

個人的にかなり好きだったのが店内の空気。

暖色の照明に、心地いい音楽。

壁には写真や絵が飾られ、ビールを飲みながら思わず目を留めてしまいます。

明るく開放的な大型タップルームではありません。

むしろ少し照明を落とした空間で、

音楽とビールにゆっくり浸る。

それがPUB Sasamezaの魅力です。


訪問時は8TAPすべてYOROCCO

この日のビールは8TAP。

しかもゲストビールはなく、すべてYOROCCO BEERでした。

ラインナップはこちら。

ビールスタイルABV
Bright MomentsHelles Lager5.0%
Lager du SoleilFrench Hops Pils5.5%
Czech Lager 12Czech Style Lager5.0%
Summer CloudHefeweizen5.0%
Sky Walker IPAAmerican IPA5.0%
Peninsula SaisonSaison / Farmhouse Ale5.0%
Flor de JamaicaHibiscus Saison4.5%
PUB Saison 2026Saison with Ume5.0%

面白いのは、単にIPAを何種類も並べているわけではないこと。

ヘレス、ピルスナー、チェコラガー、ヴァイツェン、IPA、セゾン……と、一つのブルワリーでさまざまなスタイルを横断して飲める構成になっています。

特にラガー系を複数揃えているのがYOROCCOらしい。

さらに、ビールのスタイルに応じてグラスも変えて提供してくれます。

何でも同じパイントグラスに注ぐのではなく、ビールをどう飲ませるかまで考えている

こういうところが好きです。


PUB Saison 2026|梅を使った周年限定セゾン

最初に飲んだのは、

PUB Saison 2026

Saison with Ume、ABV5.0%。

PUBの周年を記念して造られたビールで、スタッフの方によれば基本的にはこのPUBで飲めるレアな一杯。他店につながることもあるものの、出会える機会はかなり限られるそうです。

ここまで来たなら飲んでおきたいビールです。

そもそも「セゾン」とは?

セゾンはベルギー南部の農村地帯をルーツに持つビアスタイル。

もともとは農作業の季節に飲むために造られていたとされ、一般的にはドライで爽快。酵母由来のフルーティーさやスパイシーさを楽しめるものが多いスタイルです。

そこにPUB Saison 2026ではを加えています。

飲んでみると、梅が出すぎない

グラスに鼻を近づけると、

確かに梅。

爽やかな梅の香りを感じます。

ところが、口に含むと「梅ビール」という言葉から想像するほど梅が前には出てきません。

感じるのはモルティーな旨味と爽やかな酸味。

その中に梅のニュアンスが溶け込んでいます。

梅を主役にするのではなく、梅を使ってセゾン全体の輪郭を整えている。

そんな印象。

梅を効かせすぎていないバランスが面白く、今回飲んだ3杯の中では、最も「ここで飲む意味」を感じた一杯でした。


Lager du Soleil|フランス産ホップを使った「太陽のラガー」

2杯目は、

Lager du Soleil(ラガー・デュ・ソレイユ)

French Hops Pils、ABV5.5%。

「Soleil」はフランス語で太陽。

Lager du Soleil=「太陽のラガー」

といった意味です。

French Hops Pilsとは?

Pilsはピルスナー系ラガーのこと。

Lager du Soleilでは、Mistral、Triskel、Strisselspaltという3種類のフランス産ホップを使用しています。

ハーバル、シトラス、フローラル、スパイシーといったホップの特徴を活かした、夏らしいピルスナーとして紹介されています。

華やかさと酸味、最後はクリスピー

実際に飲んでみると、まず感じるのが華やかなニュアンス。

そこに爽やかな酸味があり、後味はクリスピー

スッと切れて、次の一口へ行きたくなります。

単なる「喉越しのいいラガー」ではなく、ホップのキャラクターもしっかり楽しめる。

華やかさと爽快なキレを併せ持つピルスナー。

「太陽のラガー」という名前にも納得する一杯でした。


Sky Walker IPA|柑橘と苦味、それでもスルスル飲める

3杯目はYOROCCOの定番、

Sky Walker IPA

American IPA。

訪問時のタップボードではABV5.0%でした。

グラスから感じるのは柑橘系のアロマ

飲むとホップの苦味もしっかりあります。

最近のHazy IPAのようにジューシーさや甘味を前面に押し出したタイプではありません。

かといって、強烈な苦味だけで押してくるIPAでもない。

シトラス系の香りと苦味を感じながらも、ボディは重すぎません。

YOROCCO自身もSky Walker IPAについて、ピルスナーモルトと小麦麦芽をベースに、トロピカル、シトラス、パイニーなホップフレーバーを乗せ、飲み疲れせずスルスル飲めるIPAを目指していると説明しています。

実際に飲んでも、その狙いはよく分かります。

派手さを競うIPAではなく、パブで何度でも頼みたくなるIPA。

YOROCCOの定番として長く造られている理由も納得です。


ビールはM900円、L1,300円。フライトはなし

訪問時の価格は、

Mサイズ:900円
Lサイズ:1,300円

でした。

ビアフライト、いわゆる飲み比べセットはありません。

8TAPあるので、初めてなら3~4種類を少量ずつ試したくなるところ。

ここは少し惜しい。

ただ、実際に店で飲んでいると、ビアフライトで次々と消化するよりも、スタイルごとに用意されたグラスで一杯ずつ味わう方が、この店には似合っているとも感じました。


フードはビールに合わせるシンプルなパブ飯

フードは種類を絞ったパブ料理が中心。

訪問時には、

  • フライドポテト:600円
  • チキンシュニッツェル:800円
  • ナチョス:700円
  • ソーセージ:600円
  • ザワークラウト:400円
  • ミックスナッツ:500円

などがありました。

がっつり食事を目的に来るレストランではなく、

「ビールを飲みながら少しつまむ」

くらいがちょうどいいラインナップです。


缶・ボトル、Tシャツや手ぬぐいも販売

店内には冷蔵庫があり、YOROCCOの缶やボトルも販売されています。

その場でドラフトを飲んで、気に入ったビールを持ち帰ることもできます。

さらに、

Tシャツ、手ぬぐい、ステッカー、オリジナルグラスなどのグッズも。

観光地・鎌倉という場所を考えると、クラフトビール好きへの鎌倉土産としてYOROCCOを選ぶのも面白いと思います。


YOROCCOを飲むなら笹目座?大船?違いを整理

現在、YOROCCOの直営店として押さえておきたいのが、今回のPUB Sasamezaと、2026年1月にオープンしたTaproom Ofuna。

同じYOROCCOの店ですが、性格は少し違います。

PUB SasamezaTaproom Ofuna
場所鎌倉・笹目町大船
雰囲気小さなローカルパブ明るめのビアバー
TAP訪問時8直近取材では12
ビール訪問時すべてYOROCCOYOROCCO+ゲスト
フード軽いパブ料理中心笹目座より充実
向いている人YOROCCOを深く飲みたい幅広いビールと食事も楽しみたい

2026年7月の大船店の現地レポートでは12TAPのうち8TAPがYOROCCO、4TAPが国内外のゲストビール。笹目座よりフードも充実しています。

だから、使い分けるなら分かりやすい。

YOROCCO BEERそのものを知りたいなら笹目座。

YOROCCOを軸に、ゲストビールや料理まで楽しみたいなら大船。

初めて「YOROCCOってどんなブルワリーなんだろう?」と思って訪れるなら、個人的には笹目座を推します。

今回のように8TAPすべてYOROCCOなら、ラガーからIPA、セゾンまで横断して飲むことで、ブルワリーの幅が一軒で見えるからです。


Beach MuffinはYOROCCOの歴史を語るうえで外せない

YOROCCOについて調べると、逗子のBeach Muffinという店も出てきます。

これはYOROCCOの歴史と深い関係があります。

2013年、YOROCCOはBeach Muffin内に「michi-kusa Tap Room」をオープンしました。

当時YOROCCOは、自前のタップルームを持つことを夢としていたものの、資金面では簡単ではなかった。

そこでBeach Muffinから声が掛かり、店内の一角でタップルームをスタート。

YOROCCO自身も当時、「100%自前のタップルームではない」としながら、地域の新しいGathering spot=人が集まる場所になることを目指していました。

つまり流れとしては、

Beach Muffinで始まったmichi-kusa Tap Room
→ 自前のPUB Sasameza
→ Taproom Ofuna

と見ると分かりやすい。

この歴史を知ると、笹目座に掲げられている

「Your Local Pub」

という言葉も、単なるコピーではないように感じます。


YOROCCO BEER PUB Sasamezaはこんな人におすすめ

  • 鎌倉でクラフトビールを飲みたい
  • YOROCCO BEERをいろいろ飲んでみたい
  • IPAだけでなくラガーやセゾンも好き
  • 一人または少人数でゆっくり飲みたい
  • 音楽やアートのあるパブが好き
  • 鎌倉駅周辺の観光地から少し離れて飲みたい
  • 缶やボトルをお土産に買って帰りたい

特におすすめなのは、

「YOROCCOってどんなブルワリーなんだろう?」

という人。

まず笹目座で8TAPを眺めながら一杯選んでみるのがいいと思います。


店舗情報|YOROCCO BEER PUB Sasameza

店名
YOROCCO BEER PUB Sasameza
(ヨロッコビール パブ ササメザ)

住所
神奈川県鎌倉市笹目町6-7 101

アクセス
江ノ電「由比ヶ浜駅」から徒歩約5分
JR・江ノ電「鎌倉駅」から徒歩約15分

営業時間
月~金:15:00~22:00
土:12:00~22:00
日:12:00~21:00

定休日
不定休
※営業日は公式SNS等で事前確認推奨

TAP数
8TAP
※2026年8月訪問時はすべてYOROCCO BEER

価格
M:900円
L:1,300円
※2026年8月訪問時

ビアフライト
なし


座席約6席
スタンディング約6人
屋外ベンチあり

フード
フライドポテト、チキンシュニッツェル、ナチョス、ソーセージ、ザワークラウトなど

テイクアウト
缶・ボトルビール販売あり

その他
グッズ販売あり
QRコード決済対応

※ビールのラインナップ、価格、営業時間等は変更される可能性があります。訪問前に最新情報をご確認ください。


まとめ|いい音楽と、いいビール。YOROCCOを知るなら笹目座へ

YOROCCO BEER PUB Sasameza。

訪問時は8TAPすべてYOROCCO。

今回飲んだ3杯も、

梅を使いながら梅を主張させすぎないPUB Saison 2026

フランス産ホップの華やかさとクリスピーな後味が印象的なLager du Soleil

柑橘系のアロマと苦味をしっかり感じながら、スルスル飲めるSky Walker IPA

それぞれ方向性はかなり違います。

だからこそ、一つのブルワリーの幅をこれだけコンパクトな店で体験できるのが面白い。

そして、この店で一番印象に残ったのは「何種類飲めるか」ではありませんでした。

いい音楽が流れる小さな空間で、その日のYOROCCOを一杯ずつ飲む。

店頭の、

「Your Local Pub」

という言葉がよく似合います。

鎌倉で観光のついでにクラフトビールを一杯、というだけではなく、

YOROCCO BEERを飲むこと自体を目的に足を延ばしたいパブ。

個人的には、そんな一軒でした。

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