【ひばりが丘】西東京の片隅にあるクラフトビールの洞窟を探検してきた

ブルワリー

西武池袋線ひばりが丘駅から13分ほど歩くと、そこには小さな世界が広がっていた。

西東京市初のブルワリー、21 BREW CAVE(ニーイチブリューケイブ)だ。

平日の11時30分から開いているというから、昼下がりの静けさの中で、ビールの泡が立つ音が聞こえてきそうじゃないか。

お店の外にはテラス席がある。雲ひとつない天気にはうってつけ。醸造タンクも見てとることができるし、特等席ではないか。

ビールと空間

店内に足を踏み入れると、L字型の空間が広がる。二人掛けのテーブルが3つ、4人掛けが2つ。

なるほど、だからCAVE(洞窟)という名前をつけたのか。

21BREW CAVEのタップ数は6つ。

この日は、自家醸造のクラフトビールが4種類、そしてゲストビールとして「うちゅう」が1タップ。まるで、プラカップやグラウラーでのお持ち帰りができるのが嬉しい。

匠の技と味わい

ビールのサイズは、好みに合わせて選べる。ランチビールは約150ml、Mサイズは約300ml、Lサイズは約450ml。それぞれの時間に、それぞれの量を。

Hono-a/golden aleABV5.2%/IBU13

苦味がなく、するすると水のように飲めるゴールデンエール。

ニュージーランド産のシングルホップを使用。

ホノアというのはマオリ語で人との繋がりを意味するらしい。クラフトビールを通じて沢山の方々と繋がったというブルワー。その思いがこのビールに込められている。

Canpion Ale/bitter/abv4.5%/IBU24

ブルワーは、浅草の伝説的な店「カンピオンエール」で腕を磨いた方だという。その経験が、ここで花開いている。

イングリッシュビターの「カンピオン」は、その名前に込められた敬意と共に、グラスに注がれる。

無くなっていくのを惜しむようにちびちび飲みたい一杯。苦味は控えめでモルティーな旨みがとても良い。

West Tokyo IPA/ABV/IBU60

柑橘系というよりは乳酸菌飲料のようなフレーバーをじわりと感じる。その後にくる苦味。どっしりと構えたパンチのあるIPA。

食事と雰囲気

ランチメニューは5種類ほど。1250円からのロコモコプレート、グリーンカレー、ガパオライス、ペンネグラタンなど、世界各地の風味が凝縮されている。唐揚げやフライドポテトといったバーメニューも、ビールの伴侶として待っている。

店内にはジャズが流れ、シックで落ち着いた空気が漂う。そして、意外なことに、子ども服やおもちゃが破格で販売されているのも、この店の特徴だ。家族連れも歓迎される、そんな温かさがここにはある。

エピローグ

西東京市初のクラフトビールブルワリーとして、今年6月に醸造をスタートさせた21 BREW CAVE。

しかし、お店自体は3年前からこの地に根付いていたという。時間をかけて醸成された味と空間が、ここにはある。

ひばりが丘の静かな住宅街。そこに、小さいながらも濃密な物語を紡ぐ場所がある。ビールを通じて、人々の物語が交差する。そんな一期一会の瞬間を、あなたも体験してみてはどうだろうか。

他社のクラフトビールも販売しています。

【店名】21 Brew Caveニーイチブリューケイブ
【営業時間】11:30〜14:00、17:30〜22:00
【定休日】火曜
【TAP数】6
【ビアフライト】無
【飲み放題】無
【QR決済】有
【最寄り駅】西武池袋線「ひばりが丘駅」より徒歩13分
【住所】〒188-0001 東京都西東京市谷戸町1丁目23番7号
【電話番号】07083797586
【Instagram】https://www.instagram.com/21brewcave/

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