高松・片原町駅から徒歩2〜3分。
高松三越にもほど近い場所にある、オーロイブルーイング直営のOHLOY STOREへ行ってきました。
コンクリート打ちっぱなしの壁に木の家具。冷蔵庫には色鮮やかな缶ビールが並び、オリジナルグッズやイベントグッズも置かれています。

いかにも「ビアバー」という感じではなく、クラフトビールとコーヒーとカルチャーをまとめて扱う小さなショップという雰囲気。
そしてビールは8TAP。

訪問時は8つすべてOHLOY BREWINGのオリジナルビールでした。
ラガー、West Coast IPA、セゾン、ゴーゼ、ダークライスラガー、Session Hazy IPA、柚子ラガー、ラズベリーのサワーエール。
これだけスタイルが揃っているのに、残念ながらビアフライトはありません。
サイズはハーフとレギュラーの2種類で、訪問時はハーフ800円から。
今回は3杯。
Luv、Yoreh、Sekiを飲みました。
そして、この訪問からOHLOYには大きな変化がありました。
私が行ったときは、自社の醸造設備を持たない「ファントムブルワリー」。
ところが2026年、ついに自前の醸造所が完成しています。
OHLOY BREWINGとは?「恵みの雨」から生まれた高松のブルワリー
OHLOY BREWINGがブランドを立ち上げたのは2022年。
「OHLOY(おうろい)」とは、香川の古い方言で「恵みの雨」を意味する言葉だそう。
「ビールを軸に人、地域、世の中に潤いを」を掲げ、当初は自社醸造所を持たないファントムブルワリーとして活動していました。OHLOY STOREの運営やオリジナルビールの販売だけでなく、「SANUKI BEER MEETING」などのイベントも企画しています。
私が店を訪れたのも、瀬戸内ブルワリーで醸造していたファントムブルワリー時代。
スタッフの方から、
「今年中には自分たちの醸造所を動かしたい」
という話を聞きました。

それが本当に実現し、2026年に自社醸造所が完成。公式オンラインストアには現在、自社醸造所で造った新作セットまで並んでいます。
この記事で飲んでいるのは、その一歩前のOHLOY。
だから今となっては、ちょっと面白い記録になりました。
訪問時は8TAP。スタイルの幅が広い
OHLOY STOREは公式にも8TAPの樽生ビールを提供する直営タップルーム兼ボトルショップとして紹介されています。コーヒースタンドとしても営業しているのが特徴です。
訪問時につながっていたのはこちら。
| ビール | スタイル | ABV | ハーフ |
|---|---|---|---|
| FADE | Lager | 5.0% | 800円 |
| Seki | West Coast IPA | 6.5% | 800円 |
| Yoreh | Dry Hopped Saison | 6.0% | 800円 |
| Pass | Gose with Sansho | 4.0% | 800円 |
| Dewks | Dark Rice Lager | 4.5% | 900円 |
| Lil’ Chill | Session Hazy IPA | 4.5% | 900円 |
| BASHI BEER CHANCE | Yuzu Lager | 5.0% | 800円 |
| Luv | Sour Ale with Raspberry | 4.5% | 900円 |
※価格・ABV・ラインナップは訪問時。
8種類あれば、やっぱり飲み比べたくなる。
ここに4種くらいのフライトがあれば最高なのになあ。
今回いちばん惜しいと思ったのは、それでした。
Luv|ラズベリーの風味がしっかり。酸っぱすぎないサワーエール
Luv
Sour Ale with Raspberry
ABV 4.5%

まずは、グラスに入った瞬間から目立つ鮮やかな赤。
ラズベリーを使ったサワーエールです。
サワーエールは、その名の通り酸味を楽しむビール。乳酸発酵などを利用したものから、果実を加えてフルーティーに仕上げるものまで幅があります。
Luvは後者。
飲んでみると、見た目から想像したほど酸っぱくありません。
酸味は控えめで、ラズベリーのフレーバーがしっかり。
「酸っぱい!」が先に来るサワーではなく、果実感を楽しみやすいタイプでした。
強烈な酸味が苦手な人でも、これなら比較的入りやすそう。
Yoreh|白葡萄とライチ。今回いちばん好きだったセゾン
Yoreh
Dry Hopped Saison
ABV 6.0%

今回の3杯では、これが一番好みでした。
セゾンはベルギー南部をルーツに持つビアスタイル。
酵母由来のフルーティーさやスパイシーさを持ちながら、飲み口は比較的ドライ。そこへドライホッピングを施したものがDry Hopped Saisonです。
ドライホップによって苦味を増やすというより、ホップの香りを上乗せするイメージ。
Yorehを飲んで感じたのは、
白葡萄。
そしてライチ。
華やかな甘い香りがあるのに、後口はキリッとしている。
甘ったるくならないところがいい。
「セゾン」というと素朴で少しスパイシーなビールを思い浮かべますが、Yorehはそこへホップの華やかさを持ち込んでいる。
香りは派手なのに、飲み疲れしない。
これはかなり好きでした。
ちなみにYorehは現在もOHLOYの公式オンラインストアにラインナップされています。
Seki|West Coast IPA。メモには「うまい。」しか残っていなかった
Seki
West Coast IPA
ABV 6.5%

West Coast IPAは、アメリカ西海岸で発展したIPA。
Hazy IPAのような濁りや甘いジューシーさより、
柑橘、松、樹脂を思わせるホップ香、はっきりした苦味、ドライな後味
を楽しむスタイルです。
そして、この日Sekiを飲んだ自分のメモを見返してみたら、
「うまい。」
それだけ。
香りがどうとか、苦味がどうとか、何も書いていませんでした。
でも、こういう一杯もあります。
分析する前に普通に飲んでしまったのでしょう。
今になって無理やり「グレープフルーツが~」「松脂が~」と書き足すより、今回はそのままにしておきます。
Seki、うまかった。
現在も公式オンラインストアにラインナップされているので、自社醸造所完成後のバッチと改めて飲み比べてみたいビールです。
ビール、コーヒー、缶、グッズ。普通のタップルームとは少し違う
OHLOY STOREで印象的だったのは、店そのもののつくり。

コンクリートの壁に木のカウンターやテーブル。
余白のあるシンプルな内装で、冷蔵ケースにはOHLOYだけでなく国内外のクラフトビールも並んでいました。
さらにコーヒーも提供。
公式にも「8タップの樽生ビールと缶・瓶商品の販売」「エスプレッソドリンク各種」を扱う店とあります。

棚にはTシャツやグラス、SANUKI BEER MEETINGのグッズなども。
ビールを何杯も飲みに来るのはもちろん、
「缶を買う」
「コーヒーを飲む」
「グッズを見る」
「一杯だけ飲んで帰る」
でも成立する。
この軽さはいいですね。
フードは軽いつまみ中心
今回は食べていません。

訪問時には、
鶏皮ナチョス風 500円
親どり炭火焼き 780円
バゲット2枚 100円
ミックスナッツ 300円
塩だけでつくる熟成ビーフジャーキー 850円
山椒ソーセージ 400円
などがありました。
食事メインの店というより、ビールの横に一品添える構成。
香川らしく親どり炭火焼きがあるのはちょっと気になります。

トイレでもグッドミュージック!
店舗情報|OHLOY STORE
店名
OHLOY STORE(オーロイストア)
運営
OHLOY BREWING/オーロイブルーイング株式会社
住所
香川県高松市内町3-4 YAMA BLDⅡ 1F
最寄駅
ことでん 片原町駅
アクセス
片原町駅から約166m、徒歩2〜3分。
TAP数
8TAP
訪問時の内訳
OHLOY 8種/ゲストTAPなし
サイズ
ハーフ/レギュラー
価格
訪問時はハーフ800円〜
ビアフライト
なし
席
カウンター・テーブル席あり
※公式な席数表記は確認できませんでした。
スタンディング
可能
フード
軽食あり
フード持ち込み
公式な持ち込み可の案内は確認できず
決済
カード・電子マネー・QRコード決済対応の掲載あり。
駐車場
専用駐車場なし。
営業時間
2026年9月現在のGoogleマップでは、
月〜金 15:00〜22:00
土・日 14:00〜22:00
※変更の可能性があるため訪問前の確認推奨。
公式サイト
OHLOY BREWING公式サイト
OHLOY STORE公式ページ
OHLOY STORE店舗情報
オンラインストア
OHLOY ONLINE STORE
まとめ|次に飲みたいのは「今のOHLOY」
今回飲んだ中では、Yorehが一番好きでした。
でも、今この店へもう一度行きたい理由は、そこではありません。
私が飲んだ3杯は、OHLOYがまだファントムブルワリーだった頃のビールです。
その後、自分たちの醸造所ができた。
造る場所も設備も変わった今、同じブルワリーのビールがどう変わったのか。
前に飲んだ味を覚えているうちに、もう一度飲みに行きたい。
OHLOY STOREは、いま再訪するのが一番面白いタイミングかもしれません。


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